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良かれと思って
2021/06/14
先日、日清カップヌードルの
「フタ止めシール」の廃止が発表されました。
これにより、年間３３トンのプラスチックが削減されるとの事。
塵も積もれば．．．かなりの量になるんですね。
で、このニュースを聞いた時に、
「いい事するんだなー」というよりも、
「良かれと思って始めたのにな」
の方が先に頭に浮かびました。
こういう例って他にも沢山あって。
レジ袋。
昔はみんな買い物かごを持って八百屋さんや魚屋さんにいってたはず。
それを、汚れないようにとか、多少濡れてもいいようにとかの観点で
レジ袋は生まれたはず。なのに今は削減削減と叫ばれています。
プラスチックのスプーン。
すぐに食べられるようにとか、洗わずに捨てられるとかといった考えが
そこにはあったはず。それが今は．．．
他にも同じような流れが色々と。
みんなに便利に過ごしてもらおうと思って始めた事を、
片っ端から無くしていく動き。
良かれと思っていたのに、喜んでもらっていたのに、
実はNGだったよと言われている訳です。
環境問題に対して、意義を唱えているのではありません。
ちょっと切なくなってきただけです。
と同時に、昔の暮らしは現在と比べれば不便だったろうけど、
もの凄くエコだったんだなと気付かされる。
何だか、物も考え方も”余計”が増えすぎていると思われます。
ひょっとしたら、もっともっとシンプルに人や自然に優しく生きていけるのかな。
これからの世の中は、増えるモノよりも減っていくものが多くなる、
そんな気がしています。
自分の仕事にも大いに当てはまりそう。うんうん。
良かれと思って。
プラス思考だけで動き出すものが、最終的にマイナスを生む事もある。
先の事を正確に読むのは難しいけれど、
よーく考えて行動しなければいけない時代になったようです。
そういえば、
良かれと思って手伝いをしたら、
何かを汚したり壊したりして逆効果。
これ結構ある（意味合いが違うか？）。
では。
