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簡単に「限界です」なんて言っちゃイカン
2019/10/03
「体力の限界…気力もなくなり引退することになりました」
これは、昭和の大横綱『千代の富士』が引退する際のコメント。
昭和生まれの方々をメインに、多くの皆様が一度は耳にした事があると思います。
度重なるケガや年齢、そしてライバルたちとの戦い。
本当に限界まで挑んだ男の言葉は、深く心に刻まれました。
限界。
本来、なかなか感じられるものではないかもしれません。
何故なら、私たちが決める”限界値”は
所詮自分の判断による甘いものだから。
人は低きに流れるものだから...
仕事で言うならば、
何も毎日寝る間も惜しんで働け、という意味ではありません。
体を壊したら限界に挑む術さえ失うわけですから。
そうではなくて、
自分が関わるプロジェクトに対して、
最大限の工夫が出来ているかどうかという事。
お客様のニーズ、業界の情勢、提案する商品の強み・弱みetc.
それらを全て把握した上で動いているか、
本当に万全の状態になっているか、
本来はそこまで確認していなければなりません。
しかし、これはなかなか難しい。
そこまでしなくても仕事は回るケースが多々あるし。
そして、落とし穴なんです、その流れが。
いざ、という時にボロが出る。
「あ~あの時ちゃんと調べておけば良かった」
ってなってしまう。
ここまでやれば大丈夫だろ = 自分が決めた限界値
それでは大勝負には勝てないのです。
限界まで追求したとしても負ける事があるのだから、
「そんな甘い状況じゃどうにもならん!」のです。
こんな風に書いても(言っても)、
社員全員が同じ志になるのは難しいでしょう。
かく言う私も、
常に限界バリバリな訳ではありません。
でも、
自分の限界値を引き上げる事は誰にでも出来るハズ。
昨日より、一か月前よりちょっとでも上げられたのなら、
それは成長と呼んでもいいのではないでしょうか。
大横綱を引き合いに出した事により、
自分達のしょぼさを露呈した感じになってしまいましたが、
萎えずに続けていけば、少しでもほんの少しでも
偉人に近づいていけると信じています。
勝負はこれから。
はっけよい~のこった!
では。